2019年8月17日 / Pist Bikes Pistbike Gallery
今回ご紹介するのは先日に納車したチネリ完成車・ティポピスタです♩
(¥118,000+税)
メーカーから完成車として販売しているピストバイクの場合、ある程度組んだ状態で送られてきます。そのまま組んで販売する店もあると思いますが、当店の場合は一度バラします。
理由は色々あるのですが、まず第一の理由はハブの中のベアリング数を確かめたいから。
以前に他のメーカーの完成車組立依頼を頂いた際にハブの玉当たりを調整したのですが、何回微調整を繰り返してもゴリゴリが取れずおかしいな、、、と思い一応ベアリングの数を確認した所 「んっ?右に9個で左が10個 !?」 そんな経験があるので、一応確認するようにしてます。
ついでにオイルを数滴たらして、玉当たり出して再度組み立てます。
ある競輪選手はハブのグリスにムオンオイルを数滴ブレンドしてるらしい。真似です!笑 なるべく良い状態で乗っていただく為に色々と工夫してます。
各部品取り付け部分にグリスが塗られているか確認したいのもバラす理由の一つ。グリスが塗っていない状態で長年乗ると、いざパーツの交換が必要な時に固着して取れなくなってしまいます。
ボトムブラケットを取り外しました。グリスは塗られてませんでした。
グリスを塗って
取り付け、規定トルクで締め付けます。締め付けトルクを確認したいのもバラす理由ですね。締めすぎた状態で長く乗っていると最悪の場合は亀裂が入り最終的に割れてしまいます。かと言ってゆるすぎも良くない。
その他パーツ類も外しては取り付け、最後にブレーキ。ワイヤーの動きを滑らかにする為にグリスを塗ってブレーキもセットし
最後にステッカーを貼って完成です!